(1)競技はダブルス(4人)もしくはシングルス(2人)で実施。ボールの色は『青と黒』対『赤と
黄』(代替色として『緑と茶』対『桃と白』も認められている)。打順は競技中ずっと青、赤、黒、黄 (もしくは緑、桃、茶、白)の順に繰り返される。
(2)ゲーム形式は、7ポイント(4ポイント先取)、13ポイント(7ポイント先取)、19ポイント(10
ポイント先取)の3種類で、それぞれ過半数のポイントを上げた時点でゲーム終了となる。この 形式で、1ゲームマッチ、もしくは3ゲーム、5ゲームマッチのいずれかの対戦形式をとり、勝敗 を決める。
(3)コートセッティングは、アソシエーションクロッケーと同一である。通過順序は、7ポイント制
では第1フープから第7フープ(1バック)まで、13ポイント制では第1フープから第12フープ(ロ ーバー)、最後に第3フープを狙い、19ポイント制では第1フープから第12フープの後、第3、 第4、第1、第2、第11、第12、そして第3フープの順となる。
(4)トスの勝者が、先攻か後攻かを決める。通常、先攻の第1打席は青からスタートする。各
ボールは第4コーナー(第4フープ近くのコーナー)から1ヤード以内の地点からスタートさせ る。
(5)プレイヤーは自分のボール以外(相手プレイヤーのボールやパートナーのボール)を決し
て打ってはならない。プレイは1ストロークで終了する。したがって、アソシエーションクロッケー におけるクロッケーショット、継続ショットは認められない。コート外に出たボールは、出たポイ ントのバウンダリーライン上に置きなおす。
(6)競技中、4つのボールは常に同一のフープの(最初の)通過を目指し、いずれかのボール
がそのフープを通過したら、打順に従い次のフープの通過を狙う。なお、あるボールがフープ を通過した時点で、ハーフウェイラインを越えているボール(今通過したフープと次に通過させ るフープの中間点を越えて次のフープに近い位置にあるボール)は、次の例外の場合を除き、 ペナルティ・スポット(コート図のDとE)(バウンダリー・ライン上)のいずれか、相手プレイヤーが 指定する方に置き直される。
@ 相手ボールにより動かされた場合
A 自ら、もしくは、ピールされてフープ通過した場合
B 他のボールをピールさせた場合
C フープ通過した味方のボールに動かされた場合
D 相手プレイヤーから、置き直さずにそのままプレイするように要請された場合
(7)フープを完全に通過せず、フープ内に止まったボールは、次の打席でその状態からフープ
通過すればフープポイントを得る。また、フープ内に止まっているボールが他のボールに当て られてフープ通過した場合(ピール)にはフープ通過が認められ得点(ポイント)となる。1回の 打席で2つのフープを通過させた場合には、2ポイントが与えられる。
(8)プレイヤーが打順を間違えたり、他のボールを打った場合には、その打席は無効となり、
すべてのボールは元の位置に戻される。間違った打席による得点は認められない。
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